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【第一例会専用】Return of the Runelords【GM:位坂敏樹】

130 :位坂敏樹:2021/01/13(水) 23:39:43 ID:TZoYODMN
1.憤怒の鍛冶場
冷え切った炉が並ぶ鍛冶場を越えた先には巨大なアラズニストの憤怒の表情が彫刻されていた。口の部分が開閉式の金庫になっており、
酸の煙の罠”怒りの吐息”を作動させてしまったが金庫の奥に隠された財宝も手に入れることが出来た。

 北の通路の先には鉱石を掘り出す為のエレベーターがあったが何世紀も前から放棄されていた為に動かせば崩壊する程迄に劣化していた。
君達はエレベーターに残されたバケットから上質のミスラル鉱石を回収した。

 南の通路には修理途中で放棄された手押し車が数台転がっており、いずれも年月を経て朽ち果てていた。柄が腐り金属部分だけになった
ランサーやその他の武器も転がっていたがこれらは直前に誰かにより調べられた形跡があった。そこから東に延びる通路の先は作成された
武器の貯蔵庫が並んでいたがいずれの部屋も残骸が床に散らばるだけだった。うち1つの部屋は石の机の上に朽ち果てた道具が並んでおり、
床には他の部屋と同様に残骸が積み重なっていたがディテクト・マジックに反応があり、拾い上げるとそれは花崗岩の球から柄が生えたメイスと
血の滴るククリだった。しかしそれらを手に取った直後部屋に残留していた職人達の怒りが霊障として実体化し襲いかかって来たがこれを撃退した。

 西の通路は北に折れており、その途中にあった隠し扉の中にはかつてロデリック・コーヴの地下で見たポータルで見た部屋があった。
手前には水を湛えたプールがあり、ポータルを支える金属枠は時折放電が走っていた。近くの壁には複雑な計算式のようなものが書かれており
これは何者かが直前にポータルの動作座標を弄ったものであることが理解った。最終的に君達は大量の瓦礫をプールに放り込むことによって
ポータルの破壊を試み、暴走したポータルは部屋ごと消失した。

 通路の先にはヤマソスの社があり、その向かいには奇妙に生活感の漂う空間があった。使い古された毛布の近くの壁には膨大な量のメモが
貼り付けてありそれらはかつてモザマーがアラズニストのポータルを解析し利用しようと努力した痕跡だった。君達がそれらを調べていると祭壇に
飾られた卵形の香炉から緑がかった煙が立ち上がり、やがて牙を揃えた悪魔の如き口を持つ顔が現れた。彼は神殿の守護者である
ハーフフィーンド・エア・エレメンタルのボァグ・ホク(Boag-Hok)であると名乗り、君達に対してモザマーによる生贄の捧げ物かと尋ねてきた。
残忍で獰猛である一方知的で知識情報に飢えていたボァグ・ホクは君達にモザマーの最期について聞くと彼について語り、また外の世界が
どのように変貌したのかを知ると満足したのか再び香炉の中へと戻っていった。


2.憤怒の試練
”憤怒の試練(The Gauntlet of Fury)”階層への侵入方法を探していた君達はヴィラレーンから”見捨てられし中階層”から接続されていると
聞いたことを思い出し、書庫の先にいたポルターガイスト達を蹴散らし、かつての書記官プレムの霊障を休息へと導き螺旋階段を降りて下の
階層へと到着した。

 螺旋階段の終点には石積みのアーチがありそこには「超越せし者、志持ちし者、運命持ちし者ならば、憤怒の祝福を得るための試練に
耐えることができるだろう。(Those who pass beyond, aspirant or doomed, may endure the Gauntlet to earn Wrath’s blessing)」とあった。
西へと続く広い回廊の左右にはローブを着た彫像が三対六体並んでいたがうち一対が爆煙の罠のトリガーとなっていた。

 扉の先は大きなプールのある部屋になっており、中央には口に赤い宝石を銜えた奇妙な怪物の彫像が置かれていた。中央の像から
宝石を外そうとすると北東の扉に填め込むべきだという奇妙な誘惑に駆られたがこれに耐えた。しかし直後像はケイオス・ビーストに変化し
君達に襲いかかってきた。部屋の北東にはヤマソス神の意匠が刻まれた鉄の扉があり、入ってきた扉の南側には内側に破壊された扉があり
君達はこちらへと向かった。

 こちらは巨大な回廊となっており南側に4つの鉄の彫像が立ち並んでいたがいずれも破壊され頭部を失っていた。その先は円形の部屋があり
中央にある台座に触れると仕切りの鉄棒が下がり白いローブを着たアズラント人、武術試験官ローキャス(Lo-Kath)の幻影が試験開始を告げた。
君達に部屋の三方からスキンスティッチが迫り、その縫い目からはゴキブリのスウォームが漏れ出てきた。これらを倒すと再びローキャスの幻影が
現れ報酬として青い宝石が台座に出現した。向かいの扉の向こう側は”憤怒の鍛冶場”のポータルと繋がっていたらしくプールに沈めた瓦礫に
よって塞がれていた。

 ヤマソスの意匠の扉の向こうは瓦礫が散乱しておりそれらはつい最近破壊されたものだった。東端には1人のヤマソス信者の死体が転がっており、
その先にはプールと彫刻が施された鉄枠のある部屋があり、その両枠にはそれぞれ燃える魔術を操る魔法使いとランサーを振るう戦士の銀象眼が
刻まれた扉があった。君達は魔法使いの扉を開けて試練に挑んだ。

 ドーム状の部屋の奥には2つの小部屋と鉄格子で仕切られた部屋があり、その中には背中から触手を生やした男が君達に助けを求めてきた。
彼はマガ・スズールと名乗り、この島に探索に来たがここから出られなくなったと説明した。君達は彼がヤマソスのカルト信者であることを看破し、
警戒しながら試練に挑むこととなった。試練はクリスタルに触れて檻の中に入った受験者が適切な系統の魔術を使うといったものでその系統は
サーシロニア・ルーンで示された。
君達はこの試験に合格することでアビサル・ルーンストーンを入手した。その際に君達を出し抜きアビサル・ルーンストーンを奪おうとマガ・スズールが
狙っていたがこれは阻止され、彼は死亡した。

 君達がプールのある部屋へと戻ると中央にポータルが出現しており、その先からしわがれた声で「我を見つけ出し、解放し、我が憤怒の
チャンピオンとなれ」という囁きが聞こえてきた。

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